高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

【Facebookページ事例】カメラのキタムラに見る顔と名前を出す効果

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ソーシャルメディアは共感のメディアです。そこで、顔と名前を出すことにより、信頼したり、親近感を抱く効果があります。

スーパーなどで生産者の顔写真・名前入りの野菜を見かけたことがある人は多いでしょう。生産者の顔写真と名前入りの野菜は、美味しそう・安心そうに見えて売上アップにつながります。生産者が見えることにより信頼性が高まったり、手間暇かけて責任を持って作ったというストーリーを感じさせるためなのです。

アオキ氏が登場することで信頼性が高まる

カメラのキタムラの例を見ていきましょう。同社では、ブログトップに既にSNS担当のアオキ氏が顔を出しています。Twitterも「ブログ更新。 谷中の名物ネコさん。 byアオキ」というツイートでブログのURLへ飛ばすという具合。

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 Facebookページではアオキ氏はイベントに登場しています。アオキ氏は最早ブランド化しているのですね。

なお、このFacebookページ、スマホの活用も大変うまい同社の例は、最新刊「スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本」でさらに詳細にご紹介しています。Facebookページではエンゲージメントを高め、スマホでは売上につなげる仕掛けがあります。

 

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Google+でもアオキ氏が前面に出ています。

小さな会社ほど名前と顔を出すべし

顔と名前を出さなくても、NHK_PRさんや無印良品さんのようにその人らしさで信頼性や親近感を勝ち取れているブランドもありますが、元々のNHKブランド、無印良品ブランドがなくても同様の効果を得られたでしょうか。

小さな会社はそもそもユーザーに知られていないことが前提です。そこで、顔や名前を出すことで、信頼性や親近感を勝ち得ることができるようになるのです。

なお、顔や名前を出すのはハードルが高いという場合は、「キャラクターを立てる」という手法、名前だけを出す手法があります。ローソンのあきこちゃんのように(http://akiakatsuki.hatenablog.com/entry/2013/04/24/163842)キャラが紹介しているというやり方を取ったり、担当者紹介ページを作りキャラ立てをして、名前を出して記事投稿するというやり方でも、類似の効果が得る事ができます。

簡単にできるので、ぜひ試してみてください!

 

新刊です。表紙イメージ画像も入りましたね!