企業のFacebookページは、言うまでもなくビジネスのためにやっています。なのに、ビジネスのことだけを投稿したりはしません。
では、なぜビジネスと関係ないことを投稿するのでしょうか。
その1 ソーシャルメディアはものを売る場ではない
理由の一つは、ソーシャルメディアは好感度、共感などのために使うものだからです。
ソーシャルメディアは、基本的に人と人とがつながる場です。企業はそこに入れてもらっている状態なので、「売ろう」という意識が見えすぎると、ユーザーに引かれてしまいます。ソーシャルメディアでは、基本的に売ろうとしてはいけないのです。
ソーシャルメディアでは、人間性を感じさせる投稿がお勧めです。人間性を表すようなお喋り、ユーザーとのコミュニケーションなどに使うのが一番なのです。
企業が本当は一番出したい、商品やサービスに関する情報は、ユーザーに有益な場合のみ(安い、無料、必要性、期間限定、Facebook・Twitter限定など)、情報として受け入れてもらえます。ユーザーに得のある情報を流すようにしましょう。
情報として受け取られることで、結果的に販売促進につながる効果も期待できます。
その2 「いいね!」やコメントを獲得することで伝えたい情報が伝えやすくなる
米国ではアメフトが人気です。ワールドカップの時期は、まったく無関係の企業もFacebookページにワールドカップのことを投稿し、多くの「いいね!」やコメントを獲得しています。
オリンピックの時には、日本でも同様のことが起こりました。ありとあらゆる企業ページがオリンピック関連の話題を投稿していました。
では、一見ビジネスとは無関係の話題をなぜ投稿するのでしょうか。
その理由には、エッジランクが関係してきます。
エッジランクは時と共に落ちてきます。そこで、企業のFacebookページも、定期的にユーザーに「いいね!」やコメントなどのアクションを起こしてもらい、エッジランクを上げる必要があります。
一方、タイムリーで世間が注目している話題には、「いいね!」やコメントがつきやすくなります。
タイムリーで世間が注目している話題に乗っかり、多くの「いいね!」やコメントを獲得することで、エッジランクが高まり、今後企業が本当に伝えたい情報がユーザーに表示されやすくなるのです。
一見ビジネスとは無関係の投稿でも、ユーザーから「いいね!」やコメントなどのアクションをもらうことはとても重要なことなのです。
なお一般的に、タイムリーな話題はアクションをもらいやすくなります。発信者も受取手も同じ時間を過ごしているので、タイムリーなことは反応がもらいやすいということを忘れずに発信してみてくださいね。