高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

「人狼」は社内外コミュニケーションに最適のゲーム

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昨日、mixi社で開かれた「人狼」イベントに参加してきました!

こちらで大元隆志さんが書いていますが、mixiさんは定期的に社内で人狼イベントを行って楽しんでいるのだとか。

今回は、「【メディア・広報限定】 第1回 メディア vs. 広報 人狼大会 だまし上手なのはどっち!?」というとても面白そうなテーマでした。さてどっちが勝ったと思いますか?

 

人狼とは?

まず、テーブルを囲んで全員が自己紹介。ほとんどの方が初対面だった上、リアル人狼は初めてだったので緊張気味。人狼自体が初めてという方も数名混じっていました。

が、株式会社人狼からわざわざGMゲームマスター)として来ていただいていたのでまったく問題なし。説明を受けてカードを引き、ゲームスタートです。

 

人狼とは、人狼」チーム「村人」チームに分かれて戦うゲームです。昼のターンでは人狼だと思う人を投票で追放でKますが、夜のターンでは人狼に村人が食べられてしまいます。人狼をすべて追放すると村人の勝ち、村人が人狼と同数になったら人狼の勝ちとなります。人狼同氏はお互いに分かっていますが、村人は人狼が誰か分からないので、村人チームは情報を引き出しながら人狼を見つけて追放しなければなりません。

また、村人には予言者(一日1人を占い、村人か人狼かを見分ける)や霊能者(追放された人が村人か人狼かがわかる)、ボディガード(1人を人狼の襲撃から守ることができるが二日続けて同じ人は守れない)などの役職者があり、うまく立ち回ることで勝率が上がる仕組みです。その他にもたくさんの役職があるようで、うまく取り入れることでゲームがもっと楽しくなりそうです(写真参照)。

ゲーム上、相手を観察・推理したり、情報を引き出したり、嘘をついたり、演技してごまかしたり…などが必要となります。黙っていたら疑われるし、怪しい点に気がついても黙っていたら負けるし、役職者なら役割を果たさなければなりません。

つまり、コミュニケーション必須のゲームなのです! 

 

飲みながら利害関係なくフラットに遊べる

社内外の役職や立場を超えてフラットに個人としてつきあえるのが、楽しいポイントの一つです。上司と部下、同僚などで一緒にゲームすることで、社内コミュニケーションは活性化すること間違いありません。相手の個性もわかり、見る目が変わるかもしれません。

飲みながらゲームをするので、時々眠ってしまう人もいるそうです(笑)。寝てしまった人が役職者等だった場合は、自然死?扱いでゲームを進めるとか。それも自由で楽しそうです。

「合コンより人狼です」と(株)人狼さんはおっしゃっていましたが、本当にそうかも!

 

社外コミュニケーションにもぴったり

実はほとんどの方が初対面で「とても名前を覚えきれない、ゲームが成り立つかな…」と思っていたのですが、まったく問題ありませんでした。

GMがその都度座席表を書いてくれていたのもありますが、毎回投票する必要があるので、とにかく相手のことを観察します。投票時には名前を呼びます。トークの内容から、個性やキャラクターなども分かってきます。ゲーム時間は4試合のわずか3時間半程度でしたが、完全に覚えただけでなく、印象深く記憶に残りました。

ゲームの初回こそ気を遣って「知り合いに投票…」などとしていましたが、ゲームが進むに従ってそのようなことはなくなりました。 

初対面同士、あまり親しくない同士のコミュニケーションにもよさそうです。

 

ちなみに、勝ってしまいました

ゲームは、たとえ先に殺されても、チームが勝ったら勝ち点が入る仕組みでした。

結果、さっさと殺された試合もあったのですが、3勝1敗となり、3人同率一位となってmixiさんから商品までいただいてしまいました。黒mixiなんて新鮮!

勝率を計算したところ、メディア側の勝利でした。ぱちぱちぱち。

 

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コストもかからず個性が分かるゲーム

参加していた方たちは、みんな「楽しかった−!」と大満足だったご様子。

カードで役職者を引かないとちょっと物足りないところはありますが、ひたすら話すだけでコストもかけずにこれだけ盛り上がるのはこのゲームならでは。普通に仕事で付き合っているだけでは分からない個性が分かり、相手に興味がわいてくるはずです。

手軽なコミュニケーションツールとして、お勧めですよ。

 

 

↓当日使ったカード。可愛かった。