高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

Facebook、LINE…同窓会的再会にはなぜSNSがお勧めなのか

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こんな記事を発見。

FacebookとLINEで呼びかけ、16年ぶりの再会をした同窓会の結果報告 - Yuta.Kikuchiの日記

FacebookとLINE、メールを使って同窓会をした人のお話です。様々な手段を使って呼びかけ、FacebookとLINEのグループで日常的にやりとりすることで、同窓会の参加率を上げ、成功させたそうです。

 

そもそも、ソーシャルメディアは出会い直しや再会に向いているツールです。

大人世代は、ケータイなどを持つ前の付き合いとのつながりが切れてしまったという人も多いでしょう。ケータイを持った後も、メアド変更などのせいで連絡先が分からなくなったという人もいるかもしれません。

ところが、Facebookは実名で一人一アカウント持っているため、名前さえ分かれば、或いは共通の友達の誰かとつながっていれば、再会できます。

 

たとえば私は、mixiですが、かつての小学校時代の教え子と再会したことがあります。勤務校コミュに卒業年度スレッドが立っており、

「知っている子がいるかも」

と思って覗いたらみんな本名で使っていてびっくり。彼らは足跡を踏み返して私に気がついた…というわけです。

名前が分かっていたり、共通項や共通の友達さえいれば、連絡先が分からない相手とでもつながることができてしまうのです。同様に、かつての所属先や出身校、友達の友達などでも再会可能ですね。

 

一度つながってしまえば、たとえ何年、或いは何十年会っていない相手でも、近況が分かります。旧交を温め、コミュニケーションを交わすこともできます。

葉書だけではコミュニケーションができません。誰が来るのか、自分を覚えていてくれるのか、そもそも楽しめるのかが分かりません。それが、SNSならすべて分かってしまうというわけです。

FacebookとLINEなら非公開グループを作ることができるので、その点もやりやすかった点でしょう。

 

また、日常的につながってしまうと、会わなくなった後のその人の軌跡が見えます。そこに思わぬ共通項を見いだしたり、相手について初めて知ることがあり、出会い直しともなるでしょう。

 

時間と距離を超えてコミュニケーションを取る。会いたかった人と会う。

SNSの超基本の基本、すごく正しい使い方だと思いました。

皆さんも、同窓会など久しぶりの再会をする場合には、SNSがお勧めだと思います!