高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

【女子高生とLINE】自撮り(セルフィー)とSNOWの関係(6)

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女子高生と言えば自撮り(セルフィー)の話が欠かせません。

彼女たちは、SNSに投稿するために毎日のように自撮りをします。

それ故、自撮りが非常にうまく、自分が可愛い角度を熟知しています。可愛く撮れなければ、可愛く撮れるまで100回くらい撮り直すことは普通です。
メインとなるのは、LINEやInstagramへの投稿。
日記的に記録として撮影したり、コミュニケーション用に撮影します。
親しさをアピールするために友達や彼氏と撮影したり、SNSに投稿するコンテンツとして撮影することもあります。

最近、アプリ「SNOW」を使う例がとても多くなっています。
「Snapchat」と同様、一定時間で消えるいわゆる「エフェメラル系」アプリです。
しかし、実際は消える部分ではなく、可愛く顔を加工できるところがウケています。
「あっちのクマもこっちのクマも」のクマや、キラキラ加工など、可愛くてユニークな加工が多数用意されています。

SNOWで撮ると、いくら可愛く撮れてもその画像は消えてしまいます。
通常撮影した場合はカメラロールに残りますが、それもありません。
そこで、可愛く撮れたセルフィー写真は、LINEやInstagram上でシェアされます。
消したいのではなく、保存しておきたいのです。
SNOWはタレントや芸能人なども多数利用しており、女子高生の間で一気にブレイクしました。

特にSNOWは、顔の多くを隠すことができるため、自撮りが恥ずかしかったユーザーまで自撮りするようになりました。
動きがあるので、女子高生たちはお互いにネタとして送り合って楽しんでいるのです。