高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

SNSでのなりすましに注意!被害を防ぐコツと対策

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SNSなどでなりすまし被害が置きています。

佐々木希さんには本人認証済みマーク(名前の脇のチェックマーク)がついたTwitterの公式アカウントがありますが、一度もツイートされていません。

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なぜツイートしないのに公式アカウントを作ったのでしょうか。

実は、なりすましアカウントが多いことに悩み、対策として公式アカウントを作ったのだと言います。実際調べると、多数の偽アカウントが見つかります。

著名人として発言したりフォローされるのが楽しいなどの愉快犯の場合が多いようです。

 

このように著名人はしょっちゅうなりすまし被害に遭っています。

しかし、なりすまし被害は一般人でも遭うことがあります。

 

 

一般人が遭うなりすまし被害とは

 

たとえば、LINEでなりすましアカウントを作られたり、LINE ID交換掲示板でなりすましされることがあります。

若い子は顔写真その他のプロフィールを公開しているため、悪用は簡単です。

「売春希望」などの不名誉なデマと連絡先を書き込まれ、不特定多数の男性から連絡が殺到した女子高生もいます。

大抵は本人の身近な人が、嫌がらせで行っていることが多いのです。

 

時折エゴサーチ(自分の名前で検索)したり、おかしなことがあったら調べると発見が早く被害が少なくて済むでしょう。

なりすましを見つけたら、以下の問題報告フォームから通報しましょう。

Problem Report Form│LINE

 

 

匿名・複数アカウントが可能なTwitterではもっと簡単です。

大抵の場合、こちらも当人にとって不都合だったり不名誉なことをツイートされます。

その人の評判を落とすためになりすまししているケースが多いと考えられます。

なりすましをされると、友だちがそのアカウントをフォローしてしまい、他の友だちも追随してフォローしてしまい、被害が拡大することがあります。

 

Twitterでなりすましアカウントを見つけたら以下から通報しましょう。

運営会社がアカウント凍結処分にしてくれるかもしれません。

 

support.twitter.com

 

 

Facebookの場合は、なりすましによってアカウントが乗っ取られる危険性もあります。

乗っ取りされると、友人の個人情報などが流出したり、LINEの乗っ取りにつながることもあり、周囲にも大きな迷惑がかかります。

この場合も、友だちがうっかりなりすましアカウントを友だち追加してしまい、被害が広がることがあります。

 

Facebookでは乗っ取り防止のため、次のように設定しておくといいでしょう。

パソコンで右上のマーク→「設定」→「セキュリティとログイン」→セキュリティの強化欄で各設定を行ってください。

特に、「二段階認証を使用」或いは「アカウントにアクセスできなくなったときに助けてもらう友達を3〜5人選択」から、信用できる友達を3人以上登録しておくと安心です。

3人以上の知らない相手を友達にすると、この機能によって乗っ取られることがあるので注意してください。

 

Facebookのなりすましは被害が拡大する前に以下から通報しましょう。

なりすましアカウントを報告 | Facebook

 

 

 

メールのなりすましは受信拒否しよう

 

子どもの場合はまずないものの、メールによるなりすまし被害という可能性もあります。

かつては、匿名・なりすましで嫌がらせメールを送るタイプのいじめも起きていました。

このようなものは、携帯メールの設定によって受信拒否できます。

各キャリアの設定に合わせた設定をしてください。

指定受信/拒否設定 | お知らせ | NTTドコモ