LINEマンガにLINEノベルですよ! LINEの戦略はすごいよねということでまとめます。
LINEマンガ限定スタンプという必殺技
スタンプ付き漫画例:うさぎドロップ、ヘタリアAxisPowers、聖☆おにいさん、ガラスの仮面ですが、鋼の錬金術師、スイッチガール!!、宇宙兄弟、追撃の巨人attack on titan、カイジ、となりの怪物くん、BADBOYS、QP
これは最高に強力です。スタンプの必殺っぷりは元々話題な上、これだけの人気漫画をそろえるというLINEの本気に恐れ入ります!
スタンプほしさに既に購入済みのファンも購入するでしょう。これまで買っていなかったけれど作品に興味があった層も買うでしょう。
LINEにとっても、版元にとっても、十分にビジネスになりそうです。おまけに買った人は絶対にスタンプを使いまくるから、良い宣伝になりますね。
気になるお値段ですが、「聖☆おにいさん」が「525コイン」。LINEコインはそのまま円換算できるので、525円です。
「聖☆おにいさん」コミック版が580円、Kindle版が525円…Kindle版よりはスタンプがついている分だけお得と言えるのかな?(Kindle版のが色々な端末で見られますが…)
LINEマンガで無料漫画も公開!
これまでもちょっとした漫画が無料で読めましたが、とうとう人気漫画家東村アキコ氏の「メロポンだし!」が雑誌掲載と同時に無料で読めるという特典も始まりました。これはダウンロードしてしまう人、多そうですね…
また、金曜〜日曜までおすすめ漫画の第一巻が半額になっています。これは、二巻以降も買ってしまう人が出てきそうですね…
LINEマンガを読んでみました、が…
無料漫画はiPhoneを縦のまま読むと文字が小さいけれど、横にすれば十分に読めます。ただし、拡大などの機能はありません。
「メロポンだし!」は、残念ながら横にしても画面が横にならず、文字が小さいままです。雑誌で読めということかしら…
ちなみに、LINEの中にもショートカットアイコンがありますが、「LINEマンガ」という別アプリをダウンロードする形です。
LINEノベルも読んでみた
こちらはどんな仕組みかというと、「LINEノベル」というアカウントをフォロー、LINEノベルのページに飛び(上画像)、オリジナル小説一覧を見て、読みたい小説のアカウントをフォローするという形。
小説アカウントから、「ありがとうメッセージ」「あらすじ」「著者プロフィール」「1章」が送られてくるので、「 1章」をタップすると、本文ページにいけるという具合です。
一番上にはイラストや写真、動画が掲載。その下に、文字間をあけまくった状態で本文が並んでおり、「ケータイ小説」風に読めるようになっているというわけです。
何だやっぱりケータイ小説を狙っているのねというのが一目で分かります。「LINEノベル大賞」があるそうなので、今後プロだけでなく本物のケータイ小説がLINEノベルで読める予定。
動画がついているというところは新しいですが、無料配信で人気を博して映画化とかしちゃったりするのでしょうか。
作品は「陰陽探偵・中津川玲子の14日間」(真邊明人)「君のための今は回る」(白河三兎)「クロストライブ」(月島総記)の三本です。青春小説やライトノベル系の小説が並んでいるところを見ると、その辺がターゲットなのですね。
つまり、漫画を好む層、コンビニやファストフードを好む層、ライトノベルやケータイ小説好きな層。LINEのターゲティングはまったくぶれません。LINEゲームしかり、繰り出す技がどれもターゲットに激しくヒットしそうなものばかりなので、当分LINEの天下は続きそうです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/31/news108.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/10/news053.html