東京朝活読書会(エビカツ!)に参加してきました。
理央周氏の特別講演があるというので、朝早くからの参加です。
テーマはマーケティング。私のテーマはソーシャルメディアマーケティングですが、基本の「マーケティング」部分の強化を考えての参加です。
ところで朝活、いいですね!
時間を作ろうと思っても夜は調整が難しいもの。その点朝は自分だけの都合で参加を決められ、終了後もまだ午前中の早い時間なので(本日の終了時刻は8時半でした)仕事にも影響がありません。一日が長く有為に使えます!
短かったものの非常に濃い講義だったので、内容を簡単にご紹介したいと思います。
テーマはマーケティング。あらゆるビジネスパーソンにお勧め。
◎マーケティングとは、「何を」「誰に」「どうやって」=「売れる仕組み」のこと。
◎差別化と独自化の違い。差別化は値段など、独自化ができれば値下げ競争などから逃れられるので理想的。この時、「ブルーオーシャン戦略」が使える。レッドオーシャンの争いから逃れ、ブルーオーシャンを創造すれば良い。ブルーオーシャンはレッドオーシャンのすぐ隣にあり、既存のものに意外なものの組み合わせ、つまりシュンペーターのいう「新結合」で生み出されたりする。
◎誰に=年齢、性別、職業、地域、ライフスタイル。
◎どうやって=表現、媒体。行動や心の中=インサイトつまり本音。インサイトと買う理由から表現をひねり出すこと。
◎目的を明確に。独自の強みは。誰に買ってもらうか。どうやって届けるか。
◎客に価値を感じてもらうことがマーケティング。これからは価値中心。
◎「何を」は売り手目線。「誰に」は買い手目線。「どうやって」は買い手目線。途中での転換が重要。
(iPhoneなどのプロダクト部分は消費者は分からないので「何を」は売り手目線で。しかしその先は買い手目線であること)
◎表現のコツ…呼びかける(「⚪︎市の皆様へ」など自分ごとに)。教えてあげる(知っていますか?)。課題解決(顧客の声)。顔を見せる信頼性。
◎「ジャパネットたかた」で値段を最後に言うのは、値段で切り捨てられず話を最後まで聞いてもらうため。
◎商品と値段とCTA(行動喚起させるボタン)はすぐそばに。Amazonを思い出すこと。
◎印刷物は目線がZ型に動くことを意識して。最初のコピーが重要。
◎行動だけが結果を生む。
『テレビショッピングは、なぜ値段を最後に言うのか?』を読めばすべて分かります
マーケティングのエッセンスが詰まった講義で非常に分かりやすく、最新刊である『テレビショッピングは、なぜ値段を最後に言うのか?』をその場で購入させていただきました。
この本は小説形式なのですが、マーケティングの基礎となる本日の講義その他のことが非常に分かりやすく書いてあります。分かりやすく言うと、『もしドラ』のマーケティング版という感じですね。
小説だとかえって分かりづらいかと思いましたが、杞憂でした。
見出しがQ的になっており、A部分は新人君に分かりやすく説明する小説形式となっているので非常に分かりやすいです。 会場から帰宅する電車内で読み終えてしまいました。
基礎基本となる重要なエッセンスが詰まっているので、この辺を分かってビジネスをするのかどうかでビジネスへの姿勢が決まってきそうです。マーケティングセンスを磨きたいビジネスパーソンにお勧めです。