SNSは10代の間で人気ですが、最近は中高年にも利用が広がっており、ユーザー数は増え続けています。
おとな世代も、SNSを通じてつながっているのです。
おとな世代のSNS事情と問題を解説していきます。
中高年のSNS事情とは
中高年と言えば、Facebookの利用が目立ちます。Twitterの使い方はあまりよくわからないそうです。
最近はFacebookでの人間関係に疲れて、付き合いが緩いInstagramに移る女性もいるようです。
最近の中高年は精神的に若いため、かなりSNSを使いこなしています。
退職後などに、趣味が合う仲間を見つけるためにSNSを始めたり、オフ会に積極的に参加しているユーザーも少なくないという話を聞いています。
中高年ユーザーは人生経験が豊富で常識があるので、若者ほどはトラブルを起こしづらいようです。
スマホからの利用も増えているものの、スマホから写真を撮ってリアルタイムに投稿することはまずありません。一眼レフカメラで撮り、帰宅してからアップするのが若者との大きな違いです。
リアルタイム性にはこだわらず、眼の前にいる人を大切にしているのです。
基本的な詐欺に引っかかる層も
おとな世代は手紙文化世代のため、SNS文化にはあまり慣れていません。
「友だちの投稿をすべて見るので疲れた」
「コメントにはすべて返事を返して疲れた」
「コメント返しができず失礼なので退会したい」
などという人は少なくありません。
実際、友だちすべての投稿に「いいね」をしたり、長文なコメントを丁寧に書いている中高年ユーザーも見かけます。
「見られる時に見て、できる範囲で反応すればいい」というSNS文化との乖離が大きく、SNS疲れにつながってしまうようです。
また、おとな世代はセキュリティに関する情報に疎いので、フィッシング詐欺やアカウント乗っ取りなどの基本的なトラブルに引っかかる人が増えています。
自分の親世代など、インターネットやパソコン、スマートフォンに疎い人がSNSを利用し始めたときは、ぜひセキュリティ上知っておいてほしいことや危険性などについて教えてあげてください。
心配な場合は、セキュリティソフトやセキュリティ対策サービスなどについて教えたり、設定してあげるといいかもしれません。