高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

「らぶりつ」「コチャ」「グルチャ」…10代のTwitter・LINE用語

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10代のLINE・Twitter用語は独特です。

これを知ることで、10代のSNSの使い方や問題点が見えてきます。

用語と使い方について解説していきます。

 

 

LINE用語


コチャ、個チャ:一対一での個別トーク

 

グルチャ:グループチャット。グループ内での複数人でのトーク

 

スタ爆:スタンプを爆撃のようにたくさん送ること。感情が強いことや相手に気づいてもらいたいときなどに使う。


ブロック大会:ブロックイベントのこと。

多くの場合「LINEが重くなったから」などの理由で行われるが、実際は友達数とLINEの重さは関係ない。

「ブロック大会します。ブロックされたくない人はこの投稿にスタンプ」

などというインターネット上で拾ってきた画像を使って行われる。ブロックされたくない人は、投稿にスタンプをする必要がある。

なお、SNSにおいてはブロックは相手に大きなダメージを与える行為。

 

友達確認:ブロック大会の最新版。投稿を見た人は必ずスタンプをするように求めるもの。若干ブロック大会よりは印象は柔らかく、ブロックはうたっていない。

ブロック大会、友達確認共に、自分がブロックされていないかどうかの確認と、相手からのリアクションがほしいという意味がある。

LINEではブロックされているかどうかを確実に知る方法はないため、このような方法が生まれたと考えられる。

 

ペア画:2つを組み合わせることで一つの絵になるイラストや写真のこと。主に恋人同士や親友同士の証として使われる。

プロフィールアイコンやカバー画像などで利用しているケースが多い。


既読スルー、未読スルー:LINEで既読がついたのに返信をしないことが「既読スルー、いつまでも既読にならないことが「未読スルー」と言われ、どちらも嫌われる行為。いじめにつながることもある。

10代はチャットのように素早くやりとりをするため、返事を待たない傾向にある。返事が遅いことは「嫌っている」「バカにしている」「怒っている」と心配させる行為であり、トラブルにつながることが多い。

既読スルーや未読スルーをして嫌われたくないため、LINEにずっと張り付いて返事を送り続け、LINE中毒、LINE依存になる子もいる。 

 

 

Twitter用語

らぶりつ:ハート(いいね)とリツイート(RT)の合わさった言葉。「#らぶりつください」のように、いいねやリツイートなどを求める時に使う。

  

自発ください:「自分から発信してください」の意味。自分からフォロー、いいね、リツイートをしてくださいということ。

 

お迎え行きます:「#RTした人の中から気になった人お迎え行きます」のように使い、相手が気に入ったらフォローするという意味。

 

RT中心に巡回します:RTしてくれた人を中心に挨拶に行きますという意味。

 

新しい用語や使い方が見つかったら、随時追加したいと思います。