LINE、すごすぎです。攻めて攻めて攻めすぎている。
LINEの公式アカウントは1000万円単位で収入になる。初期費用200万円、月額料金150万円〜、独自スタンプは1000万円のコストがかかる。
なぜこれだけ高くて成り立つかと言えば、LINEで一番強いのがスタンプ・コミュニケーションだから。一般ユーザーは、スタンプがもらえるなら企業アカウントと友達になるくらい訳ないと思う。
廉価版として初期費用、月額料金共に5250円の「LINE@」というサービスも用意している。
①ローカルアカウント…実店舗を運営する事業主、大学など
②メディアアカウント:新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などのメディア
③パブリックアカウント:地方自治体などの公共団体、高校以下の学校・教育団体
公式アカウントに比べるとあまりに安いし、パブリックアカウントにいたっては何と無料だ。
数いる中小企業、媒体力を持つメディア、公的団体を味方につける施策なのだ。母数を増やしつつ味方を増やし宣伝にもつなげる。その上、自らの敵になり得る可能性のあるオンラインメディア・インターネット企業は対象外にするというぬかりのなさ。
最近では、「LINEマンガ」も始めました。
こちらはユーザー層と合致する「漫画」をセレクト、おまけに購入者には必殺「スタンプ」ですよ?よそで買ったらもらえないスタンプがLINEマンガならもらえるわけですよ。スタンプをプレゼントすれば販売増も余裕でいけそうですが、実はスタンプはただのデータで原材料費や仕入れなど何もかからないという。
LINEは「営業赤字」ですが(http://toyokeizai.net/articles/-/13506)、あくまで成長に伴う人員やサーバー代などのコストにかけているためのもので、ここでも攻めの姿勢は崩していないという。
その上、何と日本にあまり良い感情を持っていないとされる中国でもLINEはソーシャルアプリトップの座を取るし、DeNAがLINEそっくりの「comm」を出したと思ったら、GREEが「GREE messenger」を出すし、と思ったら日本だけじゃなくてGoogleまでLINE風味の新チャットサービス「Babel」を出すみたいだし(http://bit.ly/ZIV31V)。
ということで、LINEのビジネスは上り調子で、ユーザーも増えまくりで、日本も世界も「スタンプコミュニケーション」でLINE化していきそうです。
LINEがすごかったのは、スマホがきたタイミングで、一番早く、しかも若者層をつかむデザインとコミュニケーションで出てきたことですね。しかも「無料(通話)」という武器もあるので、これまで利用しなかった層もつかむことができた。
「無料」が大好きな層と「コミュニケーション」を必要とする層をつかんだから、当分LINEは無敵でしょうね。すごすぎるのでこのままウォッチし続けたいと思います。
http://lineblog.naver.jp/archives/20316664.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/10/news053.html
http://jp.startup-dating.com/2013/04/line-china
http://toyokeizai.net/articles/-/13506
http://jp.techcrunch.com/2013/04/10/20130409facebook-moo/
http://getnews.jp/archives/279790
LINE本とか書きたいな〜。