高橋暁子のソーシャルメディア教室

ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授高橋暁子のブログ。ソーシャルメディア界隈のこと、IT関連ニュースのこと等をメインに取り上げます。

LINE・Instagram・Twitterのルールとマナーとは/女性誌編

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Facebook編に続いて、女性誌で答えているLINE・InstagramTwitterのマナーやルールについてご紹介します。

◎LINE編

女性誌において、LINEは特に大きく取り上げられるテーマです。
最近は、PTAやクラブ活動の連絡にもLINEが使われているため、一番身近なSNSだからです。

◯時間帯・頻度

「寝かしつけたと思ったらプッシュ通知が着て起きてしまった」
という話を聞いたことがあります。
LINEはプッシュ通知にしている人が多いので、送る時間帯には気をつけましょう。
固定電話にかけてもいい時間帯(8〜21時程度)を目安に送るといいでしょう。

遅い時間に送らねばならない場合などは、「夜分に申し訳ありません…」などの謝罪のコメントをつけた上で送るといいでしょう。

また、頻度が多すぎると迷惑なので、用事はまとめて送るのがスマート。
あまり大した用事ではないときは、直接関係する相手のみに送るなど使い分けるといいでしょう。

◯文章、スタンプ

文章の書き方やスタンプの使用などは、相手に合わせるのが一番問題になりづらいものです。
LINEは非常にカジュアルなツールであり、スタンプなどは目上の人にとっては失礼に感じられることがあります。
相手が使っていたらそれに準じるようにし、目上の人に対しては文章は丁寧にして、あまりスタンプを使いすぎない方が無難です。

◯やりとりから抜ける方法

LINEのやりとりがなかなかやめらられないという人は多いもの。
うまく抜けたい場合は、
「電話がかかってきた」「宅配便がきた」
などの言い訳をして抜けるといいでしょう。
その他、相手によっては、
「子供」「夫」「姑」「仕事」
などの外的要因のせいにして抜けるのもいいでしょう。
後で落ち着いてから自分が抜けた後のやりとりを見て、返事が必要なものには返事をするようにしてください。

◯既読スルー問題は?

既読を付けるとすぐに返事をしなければとプレッシャーを感じる人はとてもたくさんいます。
しかし、頑張って返しすぎると疲れてしまうし、本来の生活に支障が出ることもあります。
無理に返すのではなく、リアルで会ったときに、
「返事を返すのが遅いけどごめんね。遅れるけど必ず返事するから」
などと言っておけば、遅いことで責められづらくなります。

あくまで自分が都合が良い時間帯、負担にならない範囲で使うのがベスト。
ついついLINEを使いすぎてしまい、時間が食われている人は、LINEを見て返事をする時間帯を、あらかじめ「起きたとき」「通勤時」「帰宅時」などと決めておくといいでしょう。

Instagram

Instagramは関係性が緩いところが魅力でもあります。
友達だからつながらねばならないということはありません。
フォローされたからフォローせねばならないということもありません。

Facebookと同様、タグ付けを勝手にすると不快に思う人がいます。
タグ付けをする際には、リアルで会った時に断っておくといいでしょう。
なお、自分がタグ付けされた場合は、はずすこともできます。
写真をタップして名前部分をタップし、「その他オプション」から「写真から自分のタグを削除」でできます。

Twitter

Twitterで会社や人間関係などの愚痴を言っている人は多く見かけます。
これはかなり危険です。

匿名なのでわからないと思っているのでしょうが、リアルの知り合いから見れば意外と簡単に本人が特定できてしまうもの。
「会社の同僚がTwitterで匿名で悪口を言っていた。どうしよう…」
という話は非常に多く耳にしています。

匿名にして鍵をかけ、フォロワーは信頼できる人に限定するのが安心です。
しかし、そうしてもやはり問題ある発言はしない方がいいでしょう。
LINEは検索対象とはならないものの、それでも画面をキャプチャしてTwitterなどに貼り付ける人は多数います。
LINEのトークで悪口を言ったら、画面キャプチャを撮られて、当人に告げ口されて大問題になった例もあります。
どうしても言いたいことは、リアルで会った時にするのがベスト。ネット上には残さないようにするのが安心です。