パクツイとリツイートの違い
「パクツイ」というものをご存知でしょうか。
パクツイとは、他人のツイートをコピーして自分のものとしてツイートすることです。
Twitterの元々の機能には「リツイート」というものがあります。
リツイートは元のツイート主が分かる状態でツイートすることですが、パクツイは自分のものとしてツイートする点が異なります。
パクツイの見つけ方とは
Twitterを見ていると、人気でたくさんのリツイートを集めているツイートがあります。
そのようなツイートを検索すると、リツイートではないまったく同じツイートが多数見つかります。
これがパクツイです。
リアルタイム検索で文章で検索すると結果が時系列順で並ぶので、どのツイートが最初のものかがわかります。
基本的にこの一番古いツイートが元ツイートと考えられます。
それ以降にツイートされたものはパクツイと考えられます。
「おいでよパクツイの森」というサービスがあります。
パクられた元ツイートとパクリツイート、パクられた数がわかるサービスです。
私が調べたところ「パクラレ」ツイート自体がパクリツイートだったことがあり、そのツイートがパクられていることは間違いないものの、完全な元ツ イートというわけではないようです。
なお執筆現在、本日パクられたツイート数は400以上、パクリツイート数は9000以上もなります。
http://pakumori.net/
リツイート、フォロワーがほしい10代
10代の子たちによるパクツイは非常にたくさん見かけます。
悪いとも思わず、著作権意識もなくパクツイしている場合が多いようです。
彼らがパクツイする理由は、リツイートされたり、フォロワーを増やしたいからです。
自分のオリジナルツイートをするよりも、既にある程度リツイートされた実績のあるツイートをパクってパクツイする方が簡単です。
また、パクツイの多くは非難こそされ、処罰されるわけではありません。
周囲のユーザーもパクツイしていることが多いので、安易にパクツイしてしまうというわけです。
ところで、パクツイはなぜいけないことなのでしょうか。
ツイートには著作権があるため、侵害行為に当たるからです。
また、本来は元のツイート主が得られるはずの承認を奪う行為となるからです。
パクツイをする度にフォロワーを増やし、元ツイートより多くのリツイートを得ているアカウントもあります。
大々的にパクツイしていた有名アカウントもあります。
たとえば「Copy writing」(@Copy_writing)は、パクツイや無断転載をするアカウントにも関わらず、「青春基地」という学生メディアからインタビュー を受けたことで炎上してしまいました。
パクツイをして人を集め、利益を得ていたと言われています。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1601/31/news022.html
10代は全般的に著作権意識に乏しい子が多いのですが、そのまま社会人になると問題です。
何が問題なのかを早い段階で教える必要があるのではないでしょうか。