「LINEパトロール開始」「LINEに悪口、犯罪行為などが書いてあると通報される」などというデマが広まったようです(http://did2memo.net/2013/04/29/naver-line-patrol/)。ソーシャルメディア、メールなどを介してデマはどんどん広まります。
最近で有名なのは、東日本大震災の時のことです。千葉県市原市のコスモ石油千葉製油所のLPGタンク火災によって有害物質の雨が降るというものや、被災地にいる人のふりをして助けを求めるものなど、多くのデマが飛び交いました。
デマが一度広まるとそれを完全に訂正することは難しくなります。たとえば自分が間違った情報を発信した場合、情報元であるツイートを削除すれば公式リツイートは消すことができます。しかし、非公式リツイートやその他のメディアの場合は消せません。
ソーシャルメディアでは情報を広めるのが簡単です。「知っている誰か」からの情報は鵜呑みにしてしまい、情報の真贋を確認せずに反射的に広めてしまう人が多いのです。
善意からでも「チェーンメール」
特に、人の善意に訴えること、他の人にも広めた方がいいと思わせるものなどは瞬く間に広まる傾向にあります。たとえば、 Facebookで広まった「いい話」などもそうです(http://akiakatsuki.hatenablog.com/entry/2013/04/15/175657)。
でも、これは「チェーンメール」と一緒。
チェーンメールには、「〇人に同じ文面で回さないと不幸になります」系だけではなく、「〇人に同じ文面で回すとみんなに幸せが訪れます」系、「△病院で〇型の血液が足りないので少しでも多くの人に拡散してください!」等の善意に訴える系があります。
実は一番やっかいのは一番最後の善意からのものです。△病院に問い合わせが殺到して病院業務に差し支えるなどの問題につながったりしているのです。
友達に伝えたい!でもその前に…
「これは友達に伝えたい!」と思っても、一度本当かどうか確認してから友達に伝えましょう。デマかどうか確認する方法は以下の通りです。
①LINEの話題ですが、Twitterでも話題になっているのでは?ということで、調べやすいTwitterで調べてみましょう。
リアルタイム検索(http://search.yahoo.co.jp/realtime )で「LINEパトロール」で検索。これより、情報の発信元、発信時間を確認することができます。「LINEパトロールの注目度」を「24時間」「7日間」「30日間」と切り替えていくと、「LINEパトロール」に関するツイートが出てきたのが25日前後ということが分かりました。
② 25日前後を選ぶと、27日、28日あたりのツイートが表示されました。「これ本当なの?」などの断定口調ではないツイートがほとんどです。
Twitterがデマの出所だった場合、発信元が分かることもあります。その場合、発信者のプロフィールや前後のツイートなどを確認することで、ある程度真贋を見極める参考になります。この場合は、LINEなど他のメディアで最初にデマが発生したのでしょう。
中に「NAVER_LINE」という公式アカウントに本当かと質問しているものが見つかります。
③「NAVER_LINE」「LINEパトロール」「Twitter」のアンド検索で、公式アカウント「NAVER_LINE」がLINEパトロールについて否定しているツイートが見つかりました。この情報はデマということが分かりました。
④上記方法をとらなくても、直接「NAVER_LINE」に質問すれば簡単にデマかどうかが分かります。公式ブログなどで確認するのも良い方法です。
皆さんもこれを参考にして、くれぐれもデマを流さないようにしてくださいね!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110323/219105/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110408/219370/
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/04/13/10063
http://www.fujisan.co.jp/yomimono/articles/4401
https://www.facebook.com/note.php?note_id=162335957154491